清水　勉の公式ブログ

平成２３年１２月５日（月）９時３０分～　１２月定例議会（第１日目）が開かれました。

１０名の議員による一般質問（１７問）の概要は次のとおりです。

（1）松岡議員；①「災害に対する伺い」・・・11/21-24に宮城県で災害ボランティアとして救援活動、王寺町の災害に対する備えは？

（2）伊藤議員；①「本町の福祉医療制度の更なる充実を」・・・現状、小学校就学前までを中学卒業までと出来ないか？・・・少子高齢化対策として若い人が住みやすいまちづくりを！　②「奈良県安心歩行空間整備方針策定に対する本町の取り組みについて」・・・ソフト+ハードによるまちづくりが王寺を発展させる！

（3）鎌倉議員；①「住民の避難所の耐震と避難所運営マニュアルの整備」・・・学校は今年度で完了するが、その他の施設（exp.泉の広場）は大丈夫か？　②「特別養護老人ホーム誘致について」・・・もし、王寺町が特別養護老人ホームを誘致した場合の負担は？

（4）大久保議員；①「王寺町全域災害時非難誘導訓練の実施計画について」・・・自主防災組織も34となり、危機管理の認識を共有する意味でも町全体での誘導訓練計画を！

（5）清水；①「高齢者福祉対策について」・・・昨年度より実施されているＪＲ運賃助成事業とバス運賃助成事業との格差是正が必要と思う。長期的展望に立ち見直しを行う必要があるのでは？　②「奈良県市町村合併推進構想について」・・・将来の人口減少に対する行政運営について基礎自治体の１単位を１０万人規模とする考えについて

（6）幡野議員；①「自然エネルギー普及の具体化について」・・・太陽光発電、小水力発電の具体化に向けた研究は？　学校施設整備に太陽光発電の推進を　　②「次世代育成支援施策の推進状況について」・・・特定事業主行動計画義務付けの現状は？

（7）三村議員；①「高齢者がいきいきと安心して暮らせる福祉社会の実現へ」・・・改正高齢者住まい法をうけて、住み慣れた地域を過ごす福祉事業に対する考え方は？　②「介護報酬の増額についての考え方」・・・低賃金が人材不足の一因であり、町としてどのように考えているか？

（8）小山議員；①「陶磁器製食器のリユース・リサイクルについて」・・・他自治体の例ではＮＰＯ法人や行政が直接リユースの取り組みを行っているが？　　②「ＪＲ王寺駅北側のターミナルの改善について」・・・ＪＲ王寺駅やリーベルの２階方向からはバス乗場に行き易いが、地上からは方向を示すサインが不足しているので改善を！　③「登校時の通学路の安全対策について」・・・畠田郵便局より北方向への車進入が多く通学路が危険であるので対策を！

（9）沖議員；①「コミュニケーションがとれる住民協同による新しい事業を」・・・行政との協同による新事業の検討と基金の有効活用方法は？

（10）西本議員；①「王寺小学校正門前の１６８号歩道歌壇について」・・・王寺小学校は第１７回大和路花いっぱいコンクール最優秀校であるが、前面の花壇は雑草で生い茂る時期もある。１６８号植栽の統一性が無いので、町としての対処法は？

以上、一般質問の概要を掲載いたしました。（質問の詳細と答弁については記載いたしておりません。）　（5）私の一般質問の詳細については明日に掲載をいたします。

人事案件３件は即決で同意、補正予算３件はそれぞれの所管常任委員会に付託、条例改正３件は総務常任委員会へ付託となりました。

平成２３年１２月３日（土）18:30～奈良県文化会館小ホールで「関西広域連合への参加を考える県民のつどい」に参加しました。（23.12.3 関西広域連合への参加を考える県民のつどい）

パネリストとして、元鳥取県知事、元総務大臣の片山善博さん、元関西電力代表取締役会長で現関西広域連合協議会長の秋山喜久さん、関西テレビイブニングニュースキャスターの山本浩之さんの３名でパネルディスカッションが行われました。

秋山さん；１９５３年から経済界から広域連合の基本的な提案をしていること、歴史的経過や現在の広域連合で７つの事業を行っていることなどを紹介。

山本さん；東日本大震災の取材で感じたこととして「関西広域連合からもっと多くの自治体職員の応援があれば・・・」、大阪都構想と関西州、広域連合との関連は？

片山さん；中央集権から地方主権への必要性・・・平成の大合併で合併をして基礎自治体単位が大きくなったが質の向上には至っていないところが多い。

秋山さん；今後、関西広域連合と経済界が同じベクトルで進むこと。広域の社会資本整備計画を連合で実施できるように・・・

山本さん；平城遷都１３００年祭の検証も必要、奈良県は関西広域連合に入るべき！

片山さん；参加している県が全ての事業に同列に参加している訳ではなく、奈良県の独自性を考えて一部の事業（観光、文化）にでも参加すべき。

参加者質疑では

学研都市における特区施策にも広域連合であればスムーズに協議が可能ではないか？　⇒　Ｙｅｓ

国出先機関の移管後のことを考えれば是非とも奈良県の加入が必要ではないか？　⇒　Ｙｅｓ　奈良県不参加のままでは困難

ドクターヘリの運用も広域連合加入でスムーズな体制が可能か？　⇒　Ｙｅｓ

政令市が連合に加わるとの話もあるが、同様に生駒市、奈良市などの連携により県下自治体が広域連合に参加することは可能か？　⇒　政令市の参加は二重行政を残す結果となり、現在のところ取り決めが無い。

福井県には関西電力の原子力発電所がありエネルギー供給されているが広域連合との関連は？　⇒　課題として残っている

・・・などの質問がありました。

みんなの党も地域主権型道州制を訴えています。　中央集権の東京一極集中から、地域でできることは地域で決められない構造となっている現在の制度改革が必要ですね。　早く広域連合に奈良県が参加して、地方自治の改革を推進できるように奈良県議会から県民に情報発信を願います。

１２月定例議会のお知らせです。　王寺町のホームページにも昨日更新で掲載されています。（定例会はホームページで紹介されるのですが、臨時会はホームページで紹介されていません。　何故なんでしょうか？）

１２月５日（月）午前９時３０分～本会議１日目（一般質問があります。）

１２月７日（水）午前９時３０分～総務文教常任委員会

１２月８日（木）午前９時３０分～厚生環境常任委員会

１２月９日（金）午前９時３０分～建設水道常任委員会

１２月１４日（水）午前９時３０分～本会議２日目

議会召集の告示日については、地方自治法第１０１条第５項に町村の場合は３日前までにとの決まりがあります。　王寺町の告示は１１月３０日でしたので５日前に告示がなされているのですが、告示日の午後に各議員のロッカーに議案書が入れられますので、それまでは議案書の内容が判らない仕組みになっています。・・・会議前の研究時間が限られているのが現状です。・・・極端に長くする必要は無いですが、せめて、県・市と同様に7日間以上は欲しいものです。（町村は法律でも低く見られています。）

議会改革にも含まれるのでしょうが、告示日には一般質問や議案が確定するので、ホームページでの紹介が必要でしょうね。そうすれば、前回臨時会のように傍聴者が０人ということにはならないと思います。

多くの住民さんに傍聴して頂く事が、議会の活性化に繋がると思いますので、宜しくお願いします。