平成25年4月20日(土)午後2時30分~午後5時 美しけ丘自主防災会メンバーの一人として、桜井市の朝倉台自主防災会の見学をさせていただきました。(参加者は沖会長を含めて14名)
朝倉台自主防災会の設立は阪神淡路大震災を契機として設立され、15の町会の自治会活動と上手く連携されています。(詳しくは、朝倉台自主防災会ホームページwww4.kcn.ne.jp/~t-ogino/)
防災訓練(避難訓練)では、朝倉台全体が大規模災害によって孤立化したことを想定して、全世帯の約60パーセントとなる950人前後が参加されています。
各世帯安否確認は、町内の指定された団地内の5箇所の公園に住民の皆さんが集合し、町会長さんが世帯構成リストから集合者の確認や地図に色分けされた災害時要支援者の確認などを行った後、情報を確実に伝達するため、徒歩で災害対策本部(集会所)に報告をされた後、各公園で指定された訓練(ペッボトルランプ作り、ダンボールベット作り、簡易担架など)を行った後、防災資機材倉庫のある公園で炊き出し訓練を参加者の皆さんで懇親を兼ねて行われるようです。
桜井市の指定避難所に集合しないのは、経験を積んだ結果、身近で自治会員の安全と安否確認を行ったほうが確実であり、災害時要支援者の情報も得られ易く、顔の見える方法として行っておられます。
それに、指定避難所の収容能力(学校の体育館では300人前後?)を考えれば不可能なことでもあります。
しかし、世帯60%が訓練に参加される防災意識の高さには感心しました。
「自分と家族の命を守る!」という意識を今後も高めるため、自主防災会の活動に力を注がなければなりません。
行政は、自主防災会が必要とする初期投資費用の補助とランニングコストに対する助成も検討が必要です。
また、固定観念にとらわれないで会員の創意工夫が大切だと改めて思いました。
長時間に亘り説明を頂きました朝倉台自主防災会の坂口副会長、林事務局長に御礼申し上げます。