6月定例会2日目

2013年06月28日

平成25年6月28日(木)午前9時30分~午前12時00分 6月定例会2日目が開催され、開会中の行政報告、教育行政報告に続いて、付託外案件の各委員長報告と質疑 → 付託案件の委員長報告と質疑の後、各議案の討論・採決が行われました。(結果;25.6.28 6月定例会2日目

中川総務常任委員長の委員長報告に対する質疑を行いました。 → 議第37号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び王寺町教育委員会教育長の給与等に関する条例を一部改正する条例にたいして、委員会に提出された特別職報酬等審議会の諮問書、答申書があるが、諮問書に「平成19年4月1日から議員報酬の特例条例に基づき減額措置を講じているため今回の諮問からは除外されたい旨の議会から要望があり、除くこととしたい。」との記載があるが「何時、議会として決したのか?」との問いに対し・・・委員長答弁;減額を実施していることを説明・・・回答になっていない。 協議のため休憩・・・前議長より経過説明・・・(委員長に質問をしているのに、何故か前議長が経過説明を行いました。)

-雑感- 何と、委員長が説明すらできない。 委員会開催中に各委員が疑問に感じなかったことにも問題があると私は思います。 議会は議決により報酬の減額を継続していますが、議決前に特別職報酬等審議会に諮問を行っていません。 報酬額の引き上げを行う場合には適正額の判断を付属機関に諮問することはあっても減額する際には不要であることを、以前に議会が示している訳で、必要であるならば継続して減額している議会議員報酬の額についても同時に諮問すべきではないでしょうか?  何とも釈然としない委員長答弁でした。

私の反対討論全文。(反対討論blog用

補正予算と議案は連動しますので双方に反対討論を行いました。

第12回議会改革特別委員会

2013年06月26日

平成25年6月26日(水)午前9時30分~11時50分 6月定例会中に第12回議会改革特別委員会が開催されました。(案件;25.6.26 第12回議会改革特別委員会(記録入り)、資料;25.6.26 議会改革特別委員会添付資料-2

案件の解説

案件1 → 現状、予算・決算特別委員会の委員構成は、例えば平成24年度当初予算を審査した委員が平成24年度の決算を審査する委員構成とすることとなっていますが、年度途中の補正予算は所管の3常任員会で審議され、担当する委員の一貫性がないことから、予算・決算特別委員会を常設として、その委員が当該年度の補正予算を継続して審議した方が合理的ではないのか? との意見について結論が出されていなかったことと、予算・決算については全員で取り組むべきとの意見もあったため、再確認のために案件1として議論されました。

結果 ; 来年度の当初予算に向けて、会議規則にもある委員外委員の発言に対するルールを継続して検討することとなりました。

案件2 → 情報公開については、第10回議会改革特別委員会で平成25年度より会議録をホームページ上で公開することと決していますので、事務局より今後の開示方法について提案がありました。 ・・・・・> 平成25年7月より、王寺町ホームページのリニューアルに合わせて、トップページに議会専用のボタンを設け、議会の仕組み、議員の紹介、議案採決の結果、本会議録、委員会録を独立して表示するようにする。 公開の対象期間は平成23年5月臨時会以降の記録とする。

委員会録の掲載については反対の意見があったため採決の結果、賛成多数で掲載することと決しました。(反対の委員;中川委員)

案件3 → 継続審議事項 ① 王寺町議会政治倫理条例の見直しについて ; 数名の委員より一部見直しが必要であるとの意見が出されていますが、過去に全議員が賛同して議員発議で制定された条例で、議員として襟を正すべきことを定めたものであり、改正をするためには相当の理由が必要とのことで、本日直ちに決する必要もないので問題点を整理することも含めて、再度、任期中の継続案件となりました。

② 政務調査費(政務活動費)については、多くの委員が必要性を感じているが、議員報酬の削減を継続して実施している現状で、新たに政務活動費についてのみ論じることが難しい時代背景があることと、別途、王寺町議会基本条例により議会議員の責務などを検討していることから、議会基本条例の制定と併せて議論することとなりました。

案件4 → ①議会基本条例策定小委員会経過報告が資料のとおり行われました。(前文、第1条目的) ②小委員会の委員数について 前回までは、議長(オブザーバー)以外に6名となっていましたが、議長を含む6名となりました。(小山、伊藤、沖、三村、鎌倉、松岡)・・・議長は立場上オブザーバーですから委員数1名減となりました。 (共産党、公明党、民主党、無所属・・・みんなの党が含まれていませんね!)

その他 → CCC活動団体の1つとして、議会ボランティアを健民グランド周辺にて月に1回(第2土曜日の午前)実施ているが、一度も出席していない議員がいることは遺憾であり理由を伺いたい!(大久保委員) → 出席、欠席をボランティアである以上は強制すべきでない!(幡野委員)

建設水道常任委員会

2013年06月21日

平成25年6月21日(金)午後1時~2時10分 6月定例会中の建設水道常任委員会が開催されました。 今回の委員会への付託案件は無く、別添のとおり付託外案件と所管事項のみでした。(25.6.21 建設水道常任委員会案件(入)

付託外案件

(1)上下水道事業の進捗状況の報告(25.6.21 建設水道常任委員会提出資料(上下水)

緊急遮断弁の自動遮断地震震度は? → 震度5の設定を予定しているが変更は可能

応急給水用配水水量1800m3は何日分か → 全人口の7日分に相当する

(2)町内要望土木工事について(25.6.21 建設水道常任委員会提出資料(土木)

道路改良工事についての考え方 → 用地については無償提供を願うこと。

(3)国道168号について

工期の変更に伴って供用開始が2か月遅れて平成25年8月末の予定である。 また、6月7日に奈良県幹部職員と平井町長の懇談により、今年度9月末には香芝市までの基本計画図が出来るので、順次用地交渉と用地測量図の作成に着手するとのこと。

第3工区(畠田4丁目交差点)の完了目途は? → 平成27年度末予定

現2工区も工事が輻輳して危険であり一刻も早い供用開始を望む。 → 伝える

第1工区には事業用地の残地があり、平井町長の推進する景観事業への利用などを考えて早期の処分を! → 公会計による未利用地有効利用とともに今後に計画する。

その他所管事項

久度大橋景観事業の予定箇所図配布(25.6.21 建設水道常任委員会提出資料(景観対象位置)

奈良県の西の玄関口にふさわしい景観とするため、今回の事業を第1期工事として周辺についても有効な財源を求めて計画を行っていく。

(質問者;清水) 王寺・香芝線、美しケ丘明神4丁目バスロータリーの植栽による危険性と明神1丁目&明神2丁目交差点における視距(車の速度によって見通せる距離が決められています。)の問題と、制限速度50km/hrの改善について(25.6.21 建設水道常任委員会(その他;委員提出資料)) → 調査する。

厚生環境常任委員会

平成25年6月21日(金)午前9時30分~11時02分 定例会中の厚生環境常任委員会が開催されました。

4件の付託案件は条例改正でいずれも原案可決されました。(25.6.21 厚生環境常任委員会案件(議決)

付託外案件

(1)香芝市と王寺町で一部事務組合により処理を行っています美濃園の建替えに関する基本的な方針について報告がありました。 → 現施設の建設に際して周辺自治会との協定では30年間を目途に方向性を示す約束であり、既に2年を経過しつつあること、更に施設の老朽化により長寿命化対策を行うのか建替えを行うのか検討しなければならないこと、他の場所に移設する場所がないこと等の報告を受け、今後は綿密に進捗状況など情報の共有を議会とも図る。(25.6.21 厚生環境常任委員会(添付資料)

ゴミ焼却場は迷惑施設の一つとも言われていますが、住民が生活するうえでは必ず必要な施設であり先進事例(発電所併設、温水利用など)を参考に計画を行い、人口減少にも対処できるように広域化による負担軽減策も必要だと思っています。

建設当時、美しケ丘自治会は造成中であったため協定の締結はありません。

総務文教常任委員会

2013年06月20日

平成25年6月20日午前9時30分~午後3時45分、総務文教常任委員会が別紙案件のとおり開催されました。(25.6.20 総務文教常任委員会案件

付託案件

(1)議第34号 平成25年度王寺町一般会計補正予算(第1号)について → 平井町長の政策予算の一部を盛り込んだ補正予算で、特別職の給与削減、役場庁舎の耐震診断と実施設計、総合計画の策定、社会福祉協議会の運営強化、子ども医療費助成(入院に加えて、通院も中学3年生まで助成)、高齢者ハートフルビジョンの研究、王寺駅周辺活性化研究、商業振興策としてのキャラクター製作、久度大橋再生検討業務、大峯バス停設置工事、畠田駅前整備計画検討業務、防災訓練、園児、児童生徒の英語力強化、学校の非構造部材耐震化調査及び設計業務、社会教育施設再編計画策定業務などの費用として、7億8千7百38万4千円を増額し、総額70億5千3百38万4千円の予算となり、審議の結果全会一致で原案可決されました。

(2)議第35号 王寺町債権管理条例の制定について → 債権管理の流れを明確にするため制定するもので、審議の結果、全会一致で原案可決されました。

(3)議第36号 王寺町職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について → 東日本大震災の財源対策として国家公務員の給与削減が実施されたことに伴って、地方交付税の一部減額に対処する方法として、職員の給料、管理職手当て、地域域当の削減額合計7,230,600円を平成25年7月1日から平成26年3月31の間、一定の割合を等級に応じて減額する条例案ですが、審議の結果、過去より職員は行財政改革に取り組み、人件費総額では平成18年度に比べて20%以上の削減を実行継続しており、全委員より削減の必要は無いとして、全会一致で否決されました。

(4)議第37号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び王寺町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例について → 平成8年以降始めて特別職報酬審議会に諮った結果、町長の現行給与85万円→82万円、副町長の現行給与71万円→69万円、教育長の現行給与61万円→60万円にそれぞれ減じる条例案であり、原案のとおり全会一致で可決されました。

(5)議第38号 王寺町税条例の一部を改正する条例について → 地方税法の一部改正に伴う所要の改正で、原案のとおり可決されました。

(6)議第43号 奈良県広域消防組合の設立に関する協議について → 奈良県内の37市町村により消防事務を広域化するため、奈良県広域消防組合の設立を行い、平成28年度までに消防指令を統合して無線のデジタル化を同時に行い、平成33年度までに全てを統合するもので、審議の結果、挙手多数で可決されました。

(7)議第44号 奈良県広域消防組合設立に伴う西和消防組合の解散に関する協議について → 審議の結果、挙手多数により可決されました。

(8)議第45号 西和消防組合の解散に伴う財産処分に関する協議について → 審議の結果、挙手多数により可決されました。

付託外案件

(1)訴訟の進捗状況について → 4月18日に第10回口頭弁論があり、3人の証人尋問があり、開発にかかる寄付金8億5千万円に対する積算根拠、合意形成について確認があり、和解によらず判決を願い出たとの報告があり、7月4日に判決が言い渡されるとの報告がありました。

(2)議員発議について → 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成25年7月1日より町長が専決処分することが出来る事項を、議決を経て契約した工事を変更する場合、当初請負契約額の100分の5を超えない額のとき(1000万円を超えるときは1000万円)など、5項目について指定する案について審議され、6月定例会2日目に追加議案として議員発議することと決しました。

-雑感-

議第36号 王寺町職員の給与の臨時特例に関する条例案は、全会一致で否決されたのですが、この条例案には特別職の給与100分の2の減額と地域手当100分の2の減額が含まれていましたので、少額ですがこれも実施されないことになります。・・・・・本来、地域手当は一般職が国家公務員の給与に準拠して受ける額ですから、特別職は対象外としている自治体も多くあります。・・・・・出来れば委員会で修正案提出の検討も頂きたかったと思います。

民間の会社で言えば社長に当る町長の削減額が3万円(約3.5%)、副社長に当る副町長が2万円(約3%)の削減率です。 職員は、総人件費で平成18年と比べて平成23年では約27%にも及ぶ人件費削減(約3億円/年)を行財政改革大綱に基づいて実行しており、議会もスピードは遅かったですが、行財政改革を守って次の通常選挙では定数12人まで削減、総額で年間2千万円を減じることとしています。

民間の会社なら、取締役会で株主(住民)のことを考えて、役員給与削減は即決されるでしょうし、社員に大きな負担を求めることはしないでしょう。

外部機関に諮問されることなく、自らが根拠を持って決定された内容であれば納得も出来ますが・・・・・民間目線の経営感覚を地方自治体の長も持たなければ将来世代に大きなツケを残すことになるかもしれません。

自民党安倍政権が本日発表した参議院選の公約には、

・行政機能や政策効果を向上させる本来の目的に沿った「真の行政改革」を推進し、国民に信頼される質の高い行政を実現します。

・政府に設置した「行政改革推進本部」とともに、国・地方の役割分担の再検討、業務の見直し等を徹底し、省庁再編も視野に入れた中央省庁改革を、政治主導で実行します。

・「国家公務員制度改革基本法」を踏まえて、幹部人事を一元的に行う「内閣人事局」の設置、幹部職への若手等の抜擢、能力・実践主義の徹底、給与体系の抜本改革、中途採用の拡充、天下りの根絶などの公務員制度改革を断行します。

・地方自治体の機能を強化し、地方分権を推進するとともに、道州制の導入を目指します。

・指定都市における特別区の設置を実現し、さらに多様な大都市制度の導入を検討します。

などの行財政改革を推進するとしています。・・・・・ますます、地方が自立する仕組みを考えねばならず、安易に現行の地方交付税が不足する財源補填の臨時財政対策債に頼る予算執行は慎むべきでしょう。 確固たる財政規律を地方も考えねばなりませんね。