平成26年6月13日(金)午前9時30分~11時 全員協議会が開催され「高齢者福祉施策の現状」の説明を担当部署より受け、質疑応答が行われました。(欠席議員;千葉議員)
(資料;26.6.13 全員協議会資料-1、26.6.13 全員協議会資料-2)
議員が聞いた高齢者の声として、高齢者優遇JR運賃補助(現在、5000円/人・年)の存続を望む声や、高齢者優遇入浴補助の内容変更と福祉センター、片岡の家での入浴一部負担などに対する不満の声などの紹介もありました。
高齢者優待バス運賃補助にも、前制度には欠陥があり個人利用の範囲制限が設定されていなかったことや高齢者優待JR運賃補助(ICOCA)は有価証券の一種である特性から目的外利用もできる等の欠陥があり、制度全体の見直しを行うべきであり、今後、益々増加する高齢者への福祉対策として何が最も望ましいのかを研究する必要があります。
高齢者の健康増進を図るための外出支援対策として始まった制度で、王寺町の健康寿命が全国トップクラスで、奈良県一であるならば納得も出来ます。しかし、財政面からも介護保険制度の見直しが行われることからも、介護予防、健康寿命を延ばす対策として最も適した事業とするために、高齢者福祉対策の全体像を見直すべきだと私は考えます。
(奈良県健康寿命について;http://www.pref.nara.jp/secure/93037/kenkouzyumyou.pdf)
また、担当部署からの内容説明と議員個人の質疑は行われましたが、議員全員でどのような制度が望ましいのかを議論する時間は設けられませんでした。王寺町議会会議規則 第123条に、『全員協議会は、法第100条第12項の規定により議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場として、全員協議会を設ける。』と規定されており、今回の場合は「議案の審査に関し協議」を行うものですから、議員が自由討議の形式で協議を行い、議会としての方向性を見出すべきだと思いました。