意見書の提出
2011年08月16日
平成23年8月16日 王寺町議会議長あてに2名の議員の賛同を得て、9月定例議会にて審査していただくように本日付けで意見書の発議を行いました。
東京電力福島第一原子力発電所が震災の津波によって非常用電源の機能を失って、炉心溶融、水素爆発が発生し、日本での最大規模の原子力事故が発生し、広範囲に放射性物質が拡散して大きな環境問題となっておりますことは皆さんもご承知の通りです。 そして、子供たちが通う学校では、校庭の除染作業としてようやく校庭の表土の剥ぎ取りを進められたところですが、その土は搬出先が決まらずに校庭に積まれているか、穴を掘って埋められるかの処置がとられています。 また、学校の利用判断基準として、放射線管理区域で働く大人と同じ基準の20ミリシーベルトという基準が運用されています。 子供は大人よりも放射性物質に敏感であるといわれており、緊急の災害時だからと言って、このような基準で良いとは思えません。平常時の公衆の線量限度である1ミリシーベルトを限度とすべきであります。 未来を担う子供たちを守るのは、私たち大人の責任であり最善を尽くす必要があります。
福島県とその周辺の子供たちが元気で通学でき、将来においてもリスクを負うことの無いように、遠く離れた奈良からでありますが、別紙のとおりの意見書を発議いたしました。(1ミリシーベルト基準遵守の意見書)
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