関西広域連合への参加を考える県民のつどい
2011年12月04日
平成23年12月3日(土)18:30~奈良県文化会館小ホールで「関西広域連合への参加を考える県民のつどい」に参加しました。(23.12.3 関西広域連合への参加を考える県民のつどい)
パネリストとして、元鳥取県知事、元総務大臣の片山善博さん、元関西電力代表取締役会長で現関西広域連合協議会長の秋山喜久さん、関西テレビイブニングニュースキャスターの山本浩之さんの3名でパネルディスカッションが行われました。
秋山さん;1953年から経済界から広域連合の基本的な提案をしていること、歴史的経過や現在の広域連合で7つの事業を行っていることなどを紹介。
山本さん;東日本大震災の取材で感じたこととして「関西広域連合からもっと多くの自治体職員の応援があれば・・・」、大阪都構想と関西州、広域連合との関連は?
片山さん;中央集権から地方主権への必要性・・・平成の大合併で合併をして基礎自治体単位が大きくなったが質の向上には至っていないところが多い。
秋山さん;今後、関西広域連合と経済界が同じベクトルで進むこと。広域の社会資本整備計画を連合で実施できるように・・・
山本さん;平城遷都1300年祭の検証も必要、奈良県は関西広域連合に入るべき!
片山さん;参加している県が全ての事業に同列に参加している訳ではなく、奈良県の独自性を考えて一部の事業(観光、文化)にでも参加すべき。
参加者質疑では
学研都市における特区施策にも広域連合であればスムーズに協議が可能ではないか? ⇒ Yes
国出先機関の移管後のことを考えれば是非とも奈良県の加入が必要ではないか? ⇒ Yes 奈良県不参加のままでは困難
ドクターヘリの運用も広域連合加入でスムーズな体制が可能か? ⇒ Yes
政令市が連合に加わるとの話もあるが、同様に生駒市、奈良市などの連携により県下自治体が広域連合に参加することは可能か? ⇒ 政令市の参加は二重行政を残す結果となり、現在のところ取り決めが無い。
福井県には関西電力の原子力発電所がありエネルギー供給されているが広域連合との関連は? ⇒ 課題として残っている
・・・などの質問がありました。
みんなの党も地域主権型道州制を訴えています。 中央集権の東京一極集中から、地域でできることは地域で決められない構造となっている現在の制度改革が必要ですね。 早く広域連合に奈良県が参加して、地方自治の改革を推進できるように奈良県議会から県民に情報発信を願います。
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